シャッターアイランド(2009)
2010.05.13 Thursday
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・デカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー他
久々にヒトコト言いたい作品を見てしまった。
何が謎解きなのか、最後までよく解らなかったけど、
スッキリしない違和感を「謎」と言い切れば、そうかもしれない。
狂っているのかも…という、どっちかってと古典的な恐怖をテーマに、
エラく大袈裟な展開で、いったい「謎」はどこに隠されてるのか、
エンドロール後まで期待しつつ必死で観てしまった。
確かに、えっそうなの?という面白さはあるし、
レオさまは抜群の演技力だし、
何とも古き良きアメリカの雰囲気漂う、
眠気の来ない作品だったけど、
勿体ぶってる割に、全然恐怖を感じない演出がメチャメチャ残念。
音とデカプリオの演技だけじゃ人間の狂気は感じられず、
「謎」という過大広告に誤摩化された感じ。
「カッコーの巣の上で」とか「シャイニング」
古くは「時計じかけのオレンジ」とか色々ありますが、
狂気への恐怖を描くなら、謎、謎と固執せず、
もっとさり気なく、かけ間違えたボタンのようなのが良いっす。
…つか、この辺は好みでしょうか。
<物語>ボストンの遥か沖合に浮かぶ孤島「シャッターアイランド」。そこに、精神を煩った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があり、厳重な監視下に運営されていた。ところが1954年9月、レイチェルという女性患者が忽然と姿を消してしまう。事件を調べるため、連邦保安官のテディが新たな相棒チャックと共に島を訪れる。折しも、激しい嵐が近づいており、捜査の行方に不安がよぎる。さっそく2人は、患者たちへの聞き込みを開始するが、テディは事件と無関係な「アンドルー・レディス」という人物についての質問を繰り返す。実はその人物は、アパートに火をつけ最愛の妻ドロレスを殺した放火魔で、テディはレディスがこの病院に収容されていると知り、その行方を探っていたのだ。そして、レディスへの復讐こそが、テディがこの島へやって来た真の目的だったのだが…。
ソース:allcinema
| 原作読んでみたい | comments(0) | - |